カンジタと膣内の熱感

カンジタと膣内の熱感 カンジタという真菌、いわゆるカビのなかまが女性の膣内に感染して炎症をひきおこす病気が腟カンジダ症とよばれるものです。感染する部位が膣内であることから、性行為によって感染する病気と誤解されがちですが、実際には性行為だけではなく、もともと体内に住み着いていたカンジタが、ストレスなどをきっかけにして異常なほどに増殖をはじめてしまったことが原因という場合もあります。この膣カンジタ症にかかってしまった場合、陰部のかゆみ、排尿時の痛みなどといった症状が特徴的ですが、膣内が熱感をもったように感じたり、白いおりものが増えたりといった症状がみられることもあります。通常は熱感があるのは膣内だけで、たとえばインフルエンザなどの他の感染症のように、全身にわたって高熱になるといったことはあまりありません。いずれにしても、そのままでは他の部位にも炎症がひろがるおそれがありますので、病院で抗真菌薬などを処方してもらうことが必要です。

カンジタによる肺炎について

カンジタは、病原性が弱く口腔内や上気道に常在している真菌(カビ)です。普段、健康体であれば何も問題は無いのですが、抗ガン剤やステロイド剤などを長期的に使用していたり高齢者の場合、体の免疫力が弱まり、殺菌作用がある唾液の分泌量も減り、口腔内で増殖します。そして、口腔内で増殖したカンジタの誤嚥により、肺炎を発症します。肺は、外界の空気に触れる為、真菌が入りやすいのです。 また、高齢者に多くみられる入れ歯でも、清潔にしておかなければカンジタが増殖します。その為、高齢者による肺炎が増加傾向にあります。 肺カンジタ症の治療は、体の免疫を弱める原因の病気が良くなれば自然に治りますが、それでも肺炎が治らない時には、細菌性肺炎の様な抗生物質では効果が無いので、ステロイド剤などの使用を中止すると同時に、抗真菌剤の投与となります。 入れ歯をしている高齢者の場合も、常に清潔に保ち、唾液の分泌を増やすマッサージをすれば、感染しにくくなります。